こんにちは。
ハルです!
今回は大学生の私がお金について勉強するために読んだ本の中でとても勉強になった1冊である「バビロン大富豪の教え」を紹介しようと思います。
私が読んだのは漫画版でした。本を読むことがあまり好きではない私にとって漫画版はすごく読みやすかったです。
大学生でお金の知識が全くない状態の私にも分かりやすい内容で書かれていたのですごくオススメの1冊です。
では早速紹介していきたいと思います。
ストーリー
この物語の主人公はバンシルという少年です。バンシルは貧しい職人の息子でした。バンシルの暮らしている国であるバビロニア王国は金融が発達している国でした。その金融が発達した国の中でも貧しい人々とお金持ちの人々がいる中でバンシルはバビロニア王国の首都であるバビロンの中でも一番の大富豪のアルカドに話を聞きに行くことを決めました。
アルカドに話を聞きに行くことを決めたバンシルは友達と一緒にアルカドのところに行きました。
アルカドのところに行ったバンシルは素直に「お金持ちになりたい!」とアルカドに言いました。するとアルカドはお前たちにとってお金持ちとはなんだ?と聞きます。
バンシル達は「お金持ちはお金を持っている人」だと答えました。でも本当はそうではないのです。いくらお金を持っていてもそれを使い続ければいつかは無くなってしまいます。
お金持ちとは簡単に見えて難しい、難しいようで簡単なものである。つまり、お金持ちとは「お金の増やし方を知っている者」人々はそのような人をお金持ちと言います。
お金を増やす方法は色々ありますがその前にやらないといけないことは「収入の十分の一を貯金すること」です。
バンシル達はアルカドとこの「収入の十分の一を貯金すること」という教えを半年間守ることが出来たら次の知恵を授けてもらう約束をしました。
そして半年後…
アルカドの講義を受けに学びの殿堂に行ったバンシル達は大人に混じって講義を受けました。
そこでアルカドから黄金を増やすための7つ道具を教わります。その7つ道具をこれから紹介したいと思います。
黄金を増やす7つ道具
①収入の十分の一を貯金せよ
講義が始まるとアルカドは「この中に多くのお金を持つ者はいるかな?」と尋ねました。
いるわけない、あてつけか?などの声が飛び交う中アルカドは「これから無人島で生きようとする奴隷にその日の魚を分け与えても意味はない、いくら魚を与えても食べつくしてしまう。であれば魚の釣り方を教えること」「君たちも同じだ金貨をいくら与えても意味はない」と言いました。
それでも今すぐ金貨を欲しがってしまう私は愚かなのか?そう思った人にアルカドはこう言いました。
かごに毎朝卵を10個入れ、そこから毎夕9個取り出す。そうするといずれ卵はかごから溢れ出す。つまり収入の十分の一を貯金すれば財布は確実に膨らむ。
②欲望に優先順位をつけよ
では毎朝10個入れ、毎夕8個取り出すと2倍の速度でお金が溜まります。
アルカドの講義を受けに来た人たちにはそれぞれ違う仕事があって生活にかかるお金もバラバラです。それでも皆が貯金をすることができなくてどれだけお金があっても全ての人が不足を感じている。
これがどういうことかと言うと人間の欲望はどれだけお金を使っても際限なく溢れ出るものということです。
それが分かればやることは一つです。収入の十分の一を貯金に回し、残りの十分の九で叶えられない欲望を諦めましょう。
身の程をわきまえろということではなく欲望に優先順位を付けて最初から十分の一を貯金に回して残りで生活することで生活の水準や満足度を落とすことなく自分が一番やりたいことのためにお金を使うことが出来ます。
実際に今私は十分の一を貯金していますが月初めに貯金しているので満足度を下げることなく貯金できています
生活の水準や満足度を落とすことなく貯金する方法はこちらの本で詳しく書かれているので是非ご覧ください。
③貯めた金に働かせよ
収入の十分の一を貯金し、欲望に優先順位をつけたらお金が手元にたまることになります。次にこの手元にたまった財産を本物の財産にする必要があります。
これが第三の道具です。
④危険や敵から金を守れ
お金というものは不意に無くなってしまう危険を持っています。
ある程度お金が溜まってくると儲け話にのりたくなってしまいますが大きく儲けようとしてあり金を全て差し出すのは愚か者のすることです。
そしてもう一つ方法があります。ある人が儲け話を持って来た時にきっと色々考えるはずです。しかしこの時に自分の感覚に頼ってはいけません。
そういう時は必ずその道に長けた人に相談するようにしましょう。その道の人々が与えてくれる忠告は儲け話以上に価値があることもあります。しかもその道の人々は協力的でタダでアドバイスしてくれる者も多いのです。
私もよくその道に長けた人に相談しますが、その道の人が与えてくれる忠告は本当に本当に価値があります
⑤より良きところに住め
ただ安くて広い借家に住めばいいと思っている人が多いですが家というのはただ住むだけのものではありません。
住居は幸せな生活と密接に関わっていてその幸せは貯金を増やすモチベーションになります。住居への支払いは心を豊かにする投資とも言えるのです。
⑥今日から未来の生活に備えよ
毎月少しづつでもお金を積み立てることができれば老後や病気など将来何かあった時のために貯えを残すことができます。
人間はいつか必ず奴隷であろうと王であろうと死んでしまい、それからは誰も逃げることができません。
⑦自分こそを最大の資本にせよ
「第七の道具を教える前に一つ言うことがある」とアルカドは言い、私と君たちの間には壁があると言いました。
その壁とは何か分かる者はいるかと尋ねると持つ者と持たざる者?俺たちは所詮貧乏人ということか?と誰もが騒ぐ中、バンシルが立ち上がり、「アルカドは知識の前ではみな平等と言い、俺たちは今知識をもらった。なら!その境界を分かつ壁は働いた者とそうでない者!」
パリン!(壁が砕け散る音w)
アルカド:「そう!勝利の女神は行動した人間にこそ微笑む。これこそが黄金の七つ道具の最後の一つ。自分こそを最大の資本にせよである!壁は払われた!これからの私たちは同志だ!共にバビロンの繁栄を誓おう!」
黄金に愛される七つ道具
1.収入の十分の一を貯金せよ
2.欲望に優先順位をつけよ
3.貯えた金に働かせよ
4.危険や天敵から金を堅守せよ
5.より良きところに住め
6.今日から未来の生活に備えよ
7.自分こそを最大の資本にせよ
最後に
今回は「バビロン大富豪の教え」を紹介しました。バンシルはこの後旅へ出ることになります。その旅でバンシルは苦労をしながら今回アルカドに教えられた七つ道具を使うことになりますがその途中でこの七つ道具をさらに昇華させた五つの黄金法則を手にすることになります。
古代から伝わるお金の知識なのでとてもいいことばかり書かれていて漫画なので読みやすいです。今回このブログで紹介したのはバンシルが旅に出る前のほんの一部なので他にもたくさんいい教えが詰まっています。
この本には実は主にバンシルとバンシルの掘った粘土板を解読した考古学者の視点で展開されていてその二人ともが苦労をしている様子が描かれており、同じように苦労をしていたり行き詰った時に読むとすごく体に染み渡るのでそういう方こそこの本を読んで私と一緒に行動しましょう。
コメント