こんにちは。
ハルです！
今回は「マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方」という本を紹介します。
この本は悪いお金のプロを著者が懲らしめて騙されそうになっている人達のお金の問題を解決するというストーリーです。
お金のプロは無条件で信じたくなりますが彼らは基本的には自分たちの利益、つまり手数料をあなたから取るために多くの罠を仕掛けているのです。
自分たちがカモにされないようにこの本でお金のプロたちがどのような罠を仕掛けて私たちから手数料を奪い取ろうとしているのかをしっかり学び正しい知識をつけましょう。
お金を増やしたいなら他人を信じるな！
皆さんは投資と聞くと何を思い描きますか？
投資は怖いとかギャンブルだとか色々あると思いますが、その投資は怖いというのは損をするリスクがあるという意味での怖いとして考えている人が大半だと思います。
その考え方は間違ってはいないのですが、それと同じくらい危ないのが「人間のリスク」です。
人間のリスクとは一体何なのかをこの本の第一話を使って紹介します。
第一話では居酒屋で証券会社勤務の男が大学時代の同級生に「お金のプロがいるのに任せないなんてもったいない」と言い「テーマ型の投資信託」をオススメしているところに著者であるヤマザキハジメさんが騙されるな！と言い割り込んでいく話です。
このあらすじの部分を見た時に何が危ないと思いますか？
私のまとめ方のせいで証券会社の男が怪しすぎるのがバレバレになってしまっていますが、念のため…
友人がこの商品を売っても得をしない場合なら話は違ったのですが、今回の場合は友人が証券会社勤務でその友人が商品を進めてきています。
つまり売る人間とその商品を売ることによって得をする人間が同一人物の場合は要注意です。なぜなら彼らのアドバイスは自分が利益を得るために都合のいい方向に歪む可能性があるからです。
あなたに商品を売ることによって儲けを得る可能性のある人にお金の相談をしてはいけません
第一話からも分かる通りこれは家族や友人であっても！です。
お金の問題で信じてはいけない人
・証券マン
・銀行員
・生命保険会社の営業員
・生命保険を売っているFP
その他その商品をあなたに売ることで儲けを得る人（家族や友人を含む）
この本では普通に考えると信じたくなる銀行員なんかのお金のプロでも絶対に信じるな！と書かれています。
ここまで言われるともうパニック状態です。いったい誰を信じればいいのかどうすればいいのか。
そう感じた時に便利なルールがこの本では書かれています。
そのルールとはお金のプロが手数料をあなたから必死に取ろうとしているのはもう分かっていただけたと思います。
そこで！「一切の手数料を合算して年間に運用額の0.5％以上の手数料を払う商品は全て避ける」という原則を頭に入れておいてください。
haru手数料0.5％以下の商品を買うようにしましょう
名付けて「0.5％ルール」です。私もこの本を読んでこのルールを基準に手数料が0.5％を少しでも超えるものは購入しないようにしています。
お金を増やしたいなら年金と積み立て投資を使え！
最近では減りましたが年金はどうせ破綻するから払わなくてもいいという人がたまにいますが年金は極めて破綻しにくい仕組みであり、多くの人にとって老後に備えるうえで上手に利用したい仕組みなのです。
この本では年金は得なのか？という質問に対して「人によるが普通の人にとっては加入しておいた方がいい制度」と答えられています。
最近では国民年金のなどの他に個人が独自に加入する私的な年金制度であるiDeCoがあります。
iDeCoは国民年金を払った次に考えておくと良い将来への備えです。
iDeCoの賢い使い方
・なるべく大きな額で利用する
・自分の資産運用の中でリスクを取る運用を確定拠出型年金に集中させる
・手数料の安い株式インデックス・ファンドで運用する
iDeCoは運用で利益が出ても将来受け取る時までに利益に課税されずに、複利で運用ができるメリットがあるので自分の運用する資産の中で高い利回りが期待できる資産はiDeCoの口座に集中させると有利です。
haru国民年金を払い、iDeCoを利用した次はつみたてNISAを利用しましょう
お金を増やしたいなら新築マンションは買うな！
持ち家か？賃貸か？なかなか難しい問題に思えます。家を買う時に不動産屋はあなたの給料は？とかあなたは今賃貸でどのくらい毎月家賃を払っているのかを聞きます。
そしてその毎月の家賃に対して少しだけ安い金額のローンを出してきて、家を買って毎月この金額を払えば最終的に家はあなたの物になりますが、賃貸の場合はどうでしょうか？家賃をいくら払ってもあなたの物になることはありません。
家賃を払い続けるか少し少ない金額のローンを払って最終的に家を自分の物にするのか答えはどっち？と不動産屋は聞いてきます。
しかし、この耳障りのいい言葉を私たちはもっと深く考えないといけません。
まず、持ち家か賃貸か？の答えを言います。
その答えは家の値段次第です。
考え方としては家の購入を投資として考えます。その考え方をした時に「家の価格が安ければ買うといいし、高ければ買わない」というのが正解です。
この考え方をした時に一番買ってはいけないもの…それは新築マンションです。新築マンションにはそのマンションの広告費やその会社の利益、CM、モデルルーム代も全て売値に上乗せされています。
なので買った時点でそのマンションの売値は一気に下がってしまいます。家の購入はとても大きな買い物なので購入する時はこの考え方を大切にして家を購入しましょう。
最後に
今回は「マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方」という本を紹介しました。悪いお金のプロにヤマザキハジメさんが質問をして懲らしめて正しい知識を教えるというとても読みやすくて面白い構成がされていて今回紹介した3つのパターンのお金の問題の他にもまだ様々なパターンでお金のプロが懲らしめられているので是非この本を購入してお金のプロがどのような罠を張っているのか、どのようにして私たちから手数料を取ろうとしているのかをしっかり学んで騙されないようにして下さいね。
コメント